映画『国宝』に出演の森七菜さん。絶賛の嵐で日本は大変です!
作品を通して女優として飛躍してるイメージがありますよね。
今回は彼女が演じる、名門・富士見屋の歌舞伎役者・吾妻千五郎の娘である彰子と、吉沢亮さんが演じる歌舞伎役者・喜久雄との間にあるストーリーについてスポットを当てたいと思います。
森さんが女優生命を掛けた濡れ場シーンの背景や、彰子の喜久雄へ対する想いの内、喜久雄の名シーンと彰子との繋がりなど、解説していきます!
一部ネタバレもあるので、要注意ですよ。
①森七菜『国宝』吉沢亮と演じた濡れ場の背景と喜久雄の野心
『国宝』の劇中で、吉沢亮さんが演じる喜久雄と、森七菜さんが演じる彰子の濡れ場は、単なるラブシーンでは無く、喜久雄の野心が隠されている事。
そして、その背景は、任侠の家から歌舞伎の世界に移った喜久雄ですが、才能があっても血筋が無く、出世することが出来ないため、彰子を利用するしか選択肢がなかった。
彰子は喜久雄のことを本気で愛してますが、喜久雄の気持ちは彰子では無く、歌舞伎で成り上がる事だけに向けられています。彰子の気持ちを想像すると、切なくて胸が苦しくなります。
森さんは、濡れ場シーンを演じることについて、女優として覚悟を決めて臨んだそうです。清純派のイメージが強かった彼女ですが、移籍トラブルで女優として傷を負った過去がありました。
ただ、諦めずに演技でコツコツと評価を得て過去を乗り越え、更に役者としての可能性にチャレンジする想いを背負って、彰子という女性を全力で演じ切ったと思います。
観客からは「森七菜ちゃん、本気の演技すごい!」「まさか、濡れ場まで演じるとは…女優として飛躍してる。」という声が出ています。
この濡れ場シーンは、喜久雄の野心と彰子の純粋な愛情が交差する、映画の中でも重要な場面なんですよね。
②森七菜『国宝』吉沢亮演じる喜久雄と結婚して支え続けた想いとは?
映画の中で、森七菜さん演じる彰子は、吉沢亮さん演じる喜久雄と結婚します。
でもこの結婚、ハッピーじゃない事はお分かりですよね。
詳細を説明すると、彰子は名門の娘という立場を捨てて、喜久雄と一緒になることを選びました。駆け落ち同然で喜久雄についていったんです。
ただ、喜久雄にとって彰子は、本当に愛する相手というよりも、歌舞伎界で成り上がるための道具のような存在。
しかし、喜久雄に利用されると思いきや、彰子の父である吾妻千五郎に、喜久雄の思惑を見抜かれて、歌舞伎界から追放されます。
それでも彰子は、喜久雄をずっと支え続けます。お金がなくて苦しい時も、喜久雄が落ちぶれた時も、彰子はそばにいました。
好きだからという理由だけで立場を捨てたのに、結局、喜久雄の大切な後ろ盾にもなれず、芸の肥やしにもなれていない。ただただ可哀想だと思います。
森さんは、この複雑な彰子の心情を見事に表現しています。女性の弱さや強さ、そして深い愛情を、森さんは繊細に演じているんですよね。
喜久雄を支え続けた彰子の姿は、多くの観客の心に響いたと思います。
ネットでは「彰子役である、森七菜の憑依型の演技に圧倒された」という声も挙がっています。
彰子から感じる健気さと切なさ、喜久雄のそばにいたいと思う気持ち。これって純粋な愛情なのか、それとも依存なのか…考えさせられます。
③森七菜『国宝』吉沢亮の屋上のシーン悲しくも美しい
映画『国宝』の中で、観客が選ぶ好きなシーンに「屋上での狂気の舞い」がチョイスされてます。
屋上のシーンは、映画の中でも特に印象的な場面の一つです。
化粧と衣装が崩れた格好で踊るシーン。
観客からは「絶望の中でも踊り続ける姿が悲しい。」「夜景のキレイさが重なって逆に美しかった。」という声が出ています。
このシーンの背景には、歌舞伎界を追放されて、彰子と共にドサ回りで小さな舞台で演じるのですが、喜久雄が酔っぱらいに暴力を受けて、衣装を脱がされて刺青を見られたりします。
そんな人生の底辺という精神状態で、喜久雄が取った行動が今回のシーンに繋がります。
狂気と才能が交差する場面だと言えます。彼は芸のためなら何でもする。どんなに追い詰められても舞台に立つことをやめない。その姿は美しくもあり、恐ろしくもあります。
森七菜さん演じる彰子は、ドサ回りで堕ちてく喜久雄のために、どんなに苦しい状況でも支え続けます。
喜久雄を見守る彰子の複雑な心情を、森さんはしっかりと演じています。愛する人が壊れていくのを見ながら、それでもそばにいたいと思う女性の心。
これを表現するのは本当に難しいことだと思うんですが、森七菜さんは見事にやってのけているんですよね。
④森七菜『国宝』吉沢亮との逸話!青い炎とは?チャンバラエピソード
最後に『国宝』に関するエピソードについてお伝えしたいと思います!
まずは、チャンバラ!実は、吉沢亮さんと森七菜さんが初共演ということで、2人の距離を縮めるためのコミュニケーションの一環として実践したそうです。
お互いの緊張をほぐして、撮影に入ったということなんですね。
けっこうマジでチャンバラごっこしたみたいですよ、二人ともなんだか可愛い、、、
そして『国宝』の見どころである歌舞伎のシーン。
吉沢さんは、女形(女性の役を演じる役者)として、美しい舞いや立ち回りを披露してます。
女形に関して、森さんは撮影現場にて、吉沢さんが物を落として拾ってる仕草を見て「女性らしい可憐な動きでした。」とコメントしてます。
さらに、森さんは吉沢さんに対して「常に青い炎をまとっていた。」と語っています。この青い炎という表現がとても印象的ですよね。
私の考察ですが、青い炎って普通の炎よりも温度が高いんです。でも見た目は静かで、激しく燃えているようには見えません。
これって、まさに吉沢亮さんが演じる喜久雄そのものだと思います。表面は冷静で美しいんだけど、内側にはものすごい情熱と野心を抱いてると考えてます。
森さんは、プロ意識の高い吉沢さんと共演する事で、女優として生きる上で良い刺激になったと思います。
森さんも青い炎を放つ日が近いうちに来るかもしれません!
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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